Jリーグは15日、Jクラブが2026―27シーズン以降、開幕前のキャンプを欧州で実施する場合に、新たに「欧州キャンプ助成金制度」を設けることを決定したと発表した。助成対象クラブが清水、G大阪、岡山、長崎の4クラブに決定した。

 ◆制度の趣旨

▽欧州クラブがJクラブの選手を認知することによる、選手及びJリーグ自体の価値向上

▽Jクラブが欧州スタンダードを認識し、プレー面やビジネス面で比較を行える機会の創出

▽Jクラブによる欧州クラブの選手獲得に向けた、スカウティング機会の創出

▽スタッフ間のネットワーク拡大による、欧州クラブの情報収集やスタッフの知見を蓄積する機会の創出

 ◆制度の概要

【助成金額】

▽26―27シーズン(開幕前) 1クラブ最大1250万円(最大5クラブ程度を想定)

▽27―28シーズン(開幕前)以降 1クラブ最大1000万円(最大7クラブ程度を想定)

【制度期間】

▽5年間を予定

▽5年間で1クラブ最大3回まで実施可能。ただし、2回目以降は最大助成金額を250万円ずつ減ずる、としている。

【主な条件】

▽対象はトップチームが実施する、シーズン開幕前の欧州キャンプに限定する

▽対象クラブは実施計画、欧州キャンプを契機としたクラブ成長のための取り組み、各種協力内容(他クラブへの実施報告や視察受け入れ、取材・撮影協力など)をふまえ決定する

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