楽天・石井一久GMが15日、仙台市内の球団事務所で取材対応し、14日に契約合意を発表したカーソン・マッカスカー外野手について言及した。

 マッカスカーは米国出身で身長203センチ、体重113キロと大柄な体格を誇る、右投げ右打ちの外野手。

米独立リーグを経て今季はツインズでプレーし、16試合に出場した。石井GMは魅惑の新助っ人について「来年が28歳で、まだ若くて日本でしっかりと経験値を積めば、またより一層、日本仕様のいいバッターにはなるんじゃないかなと思いますし、まだ完成系のバッターではないので、日本でいろんなキャリアを積んでほしい」と成長を望んだ。

 3Aでは106試合に出場して、打率2割4分6厘、22本塁打、70打点をマーク。石井GMは「アジャストしたらとてつもないポテンシャルを持っているバッターなんで、そこら辺は期待しながら、成長をしっかりとチームとしても即していきたい」とホレ込んだ様子。高い潜在能力を買って、2年目以降は契約延長のオプションを付帯したところにも期待がうかがえた。「日本に来てどういうふうにアジャストしていけるか、わからないじゃないですか。ボールも違うし、ピッチャーの配球も違うし、いろんなことが違う中で、どのぐらいアジャストしていけるかっていうのは見たいので、そこはオプションをつけながらっていう感じですかね。ただ、1年でいなくなっちゃうのは惜しいぐらいポテンシャルを持っている」と力を込めた。

 今季途中から加入し、来季もプレーするルーク・ボイト内野手、現役ドラフトでソフトバンクから佐藤直樹外野手を獲得。日米通算165勝の前田健太投手も獲得し、着々と戦力整備が進められているが、継続して新たな外国人の調査を行っていることも明かした石井GMは「いいメンバーで開幕が迎えられるんじゃないかな」と確かな手応えも口にした。

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