巨人・浦田俊輔内野手(23)が15日、G球場で育成の舟越秀虎外野手(24)と“俊足合同練習会”を開催した。今季、イースタン・リーグ2位タイの20盗塁をマークした浦田がさらなる走力アップを目指して、球界トップクラスのスピードを誇る舟越にお願いして2人での練習を実施。

「虎さん(舟越)くらい速くなったら最強です。学ばないといけないと考えた」と志願した理由を明かした。

 充実の時間になった。50メートル5秒8の舟越から足の運びや腕の振り方などの助言を受けながら、フォームを修正。足が後方に流れる悪癖を矯正するためのドリルなども提案してもらった。最後はお互いに動画を撮りながら意見交換して、約1時間の特訓は終了。浦田は「足の回転は最短で無駄がないように。今までと全然違う感覚で、スピードが上がった感じがある。けがをしない走り方も学べた」と早くも効果を実感。舟越も「教えるのは自分にとってもいい練習。めっちゃ(浦田のスピードが)上がっていた」とうなずいた。

 1年目の今季は22試合に出場して打率2割8厘、4打点。

正二塁手の吉川が両股関節を手術し、来季の開幕が不透明となる状況で、浦田にかかる期待は大きい。足を磨いていき、スタメンの座をつかみ取る。(宮内 孝太)

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