2027年に行われるU―20ワールドカップ(アゼルバイジャン・ウズベキスタン共催)を目指すU―20日本代表の山口智監督(47)が15日、就任後初めて取材に応じた。この日、初陣となるSBSカップ国際ユースサッカーに向け、U―18日本代表は静岡でキャンプを開始。

今季まで湘南を指揮していた指揮官は、熱のこもった指導を行った後、報道陣の質問に答えた。

 世代別代表監督就任の経緯については、10月26日の福岡戦で、自身が指揮を執っていた湘南が9年ぶりのJ2降格となった際に連絡を受けた。「Jリーグの監督とは全く違う立場だと感じましたが、非常に光栄でした。世代別代表ということで、これまでの取り組みが評価されたのかなと思い、挑戦してみようと決断しました」と語った。

 目標には、2027年に開催されるU―20ワールドカップでの優勝を掲げる。その上で、湘南で日本代表DF鈴木淳之介を育てた選手育成の経験を生かし、若手の成長に力を注ぐ意欲を示した。

 18日のSBSカップ国際ユースサッカー・静岡ユース戦が初陣となる。「伝統ある大会。立ち上げの段階で素晴らしいチームと対戦できるのはうれしい。自分が示すべき芯を、選手たちとともに試合で表現していきたい」と意気込みを語った。

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