オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が15日、初の全試合出場へ「長期修業」を宣言した。大阪・舞洲で自主練習を打ち上げ、地元・静岡へ。

2月の宮崎キャンプ直前まで山ごもりし、1日10時間以上のハードトレーニングを行う。

 「ショートで143試合に出たことがないし、3割、20発以上は打ちたい。試合で結果が出るための練習をします」。午前6時から食事を挟み、午後5時まで。「実家のご飯が本当においしいので」と家族の力も借りる。すでに自費で300万円を投じ、打撃マシンや10種類以上のトレーニング器具をそろえている。

 原則休みなしで1か月以上。「今までなら気持ちよくロングティーをしていた」と練習法も見直し、150キロに設定した球を打ち込む。「修業みたいにやります」。キャリアハイは打率2割7分5厘、10本塁打、48打点。7年目の完全開花へ、超本気の戦いが始まる。(長田 亨)

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