巨人・浦田俊輔内野手と育成の舟越秀虎外野手が15日、ジャイアンツ球場で合同で練習を行った。

 今季、イースタン・リーグ2位タイの20盗塁をマークした浦田がさらなる走力アップを目指して、チームトップのスピードを誇る舟越にお願いするかたちで練習を実施。

浦田は「虎さん(舟越)くらい速くなったら最強です。学ばないといけないと思った」と明かす。

 浦田は50メートル5秒8の舟越から足の運び、前傾の仕方、腕の振り方について助言を受けながら、フォームを修正。足が後方に流れる悪癖を矯正するためのトレーニングなども提案してもらった。お互いに動画を撮りながら意見交換する場面もあった。背番号32は「足の回転は最短で無駄がないように。今までと全然違う感覚で、スピードが上がった感じがある。けがをしない走り方も学べた」と充実の表情を浮かべた。

 主に教える側だった舟越にとっても意義ある時間になったという。「プロでやる中でスプリントのことやどうやって速くなるかをずっと考えてやってきている。教えるのは苦ではないし、教えることは僕にとってもいい練習になる」とアウトプットすることで理解を深めた。

 浦田は1年目の今季、22試合に出場して打率2割8厘、4打点。

正二塁手の吉川が両股関節を手術し、来季の開幕が不透明となっている状況で、開幕スタメンの座を目指して鍛錬を積んでいる。舟越はチームトップのスピードを武器にして、支配下昇格と1軍デビューを狙う。俊足の2人が高め合いながら、飛躍を目指していく。

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