来季からサッカーJ2藤枝の指揮を執る槙野智章新監督(38)が15日、静岡・藤枝市内で就任会見を行った。現役時代は日本代表にも選ばれ、明るい性格で“お祭り男”として人気だった同氏は、監督ではなく「ミスターと呼んでほしい」と異例の要望。
“槙野節”がいきなり飛び出した。ビシッと決めた髪形とスーツ姿で会見した槙野氏は、監督として自身の呼称について異例の要望を出した。「ミスターと呼んでほしい」。現役時代に同僚から呼ばれていた「ミスター」を希望。日本ハムの新庄剛志監督が21年の就任会見で「ビッグボス」と名乗り話題になったが、サッカー界の“お祭り男”も強烈な印象を残す船出となった。
持ち味の熱さを前面に出した。会見冒頭の約15分間、パワーポイントを用いながら構想を明確に示した。テーマは「UBAU(奪う)」と、「流行語大賞を狙っている」と豪語する自身が作った造語の「MIRAGEO」。「Mirage(迷彩)」「Neo(新時代)」「Go(行く)」を掛け合わせたもので、予測不能な攻撃的なサッカーで「見ていて楽しい、ワクワクするような攻撃をやっていきたい」と宣言した。
ピッチ内だけではなく「街、スタジアム周辺を(クラブカラーの)藤色に染めなければならない」と地域密着を約束。妻で女優の高梨臨と離れ、単身赴任で静岡に生活拠点を移すことも明かした。
藤枝の今季のホーム平均来場者数は5000人だったが、来季の目標には8000人を掲げる。「試合は最大のお祭り。子供の時にワクワクしたお祭りの感覚と同じぐらい、試合を楽しんでもらいたい」。魅力的なサッカーを展開し、今度は監督としてサッカー界を盛り上げる。
◆槙野新監督に聞く
―今の心境。
「わくわくしている。24時間じゃ足りないくらい、サッカーを考えている」
―就任した理由。
「チームの理念、そして攻撃的なサッカーが自分と合うと感じた」
―目標の数字。
「チームとはまだすりあわせていないが、個人的には6位以内、(勝ち点)65ポイント以上を取りたい」
―単身赴任。
「妻と犬が東京にいるが、東京と静岡は距離も近いので、行き来はできる」
―ミスター呼びは長嶋茂雄さんが有名。
「その意図は全くない。現役時代にも身近な選手たちからそう呼ばれていた。
◆日本ハム・新庄剛志監督の「ビッグボス」発言 21年11月4日、札幌市内で行われた就任会見には35社119人の報道陣が集結。テレビ各局のワイドショーが生中継する中、サングラスをかけ、深紅のスーツにデカ襟の白ワイシャツというど派手な衣装で登場。「監督って呼ばないで。ビッグボスでお願いします!」「優勝なんか一切目指しません」など“新庄節”全開の会見となった。

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