お笑いタレント・なかやまきんに君が代表を務めるマネジメント会社から現金800万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元マネジャー・飯尾雄一被告の初公判が16日、東京地裁(宮田祥次裁判官)で開かれ、認否を留保した。

 上下グレーのスエット姿で登場した飯尾被告は職業について「会社員でした。

現在は多分、無職だと思います」とした。裁判官から「何か言いたいことは」と問われると、「特にありません。大丈夫です」と回答。「(起訴状などの内容が)間違いないと言うことですか」との質問に対しては、黙秘した。

 起訴状などによると、洋服の通販サイトの事業費名目で、現金の借り入れをきんに君ら3人に持ちかけ、合計1950万円を自身の口座に振り込ませた疑い。検察の供述調書によると、きんに君は「確実に返済されると信じて、800万円を振り込んだ」と述べている。

 検察側によると、来年1月に追起訴を予定していることを明かした。弁護側は示談をすすめていることを明かした。

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