ネットリサーチ事業の株式会社クロス・マーケティング(本社:東京・新宿区)は16日、スマホ依存症の自覚がある人の割合が45%に及び、20~30代に限れば59%を占めるという調査結果を発表した。

 11月に全国の20~79歳の男女2400人を対象に「目に関する調査(2025年)」を実施。

スマートフォンの保有者に対し、平日・休日を合わせた1日当たりの利用時間を聴取したところ、20~60代は「2~3時間」。70代は「1時間程度」がボリュームゾーン。若い年代ほど長時間利用が増え、20~30代は、4時間以上の利用者が半数を超えることが分かった。

 最も利用時間の長い機能やアプリでは「インターネット検索での調べものやニュースなどのサイト閲覧」が41%、「メール・SNS」が27%、「音楽・動画鑑賞」11%、「ゲーム」が8%だった。「インターネット検索での調べものやニュースなどのサイト閲覧」は40代と60代で多く、20代のみ、ネット検索よりも「メール・SNS」の利用時間が長かった。

 スマホ依存症の自覚を確認したところ、「かなりスマホ依存症だと思う」は11%。「まあスマホ依存症だと思う」はは34%。合わせて45%はスマホ依存症と自覚していた。20~30代は依存症と思う人が59%を占めた。

 自身がスマホ依存症だと思う理由は「スマホを使っている時間が長い」「暇さえあれば無意識にスマホを操作している」「スマホが手元にないと不安になる」が4割台。「スマホが手元がないと落ち着かない」「寝る直前までスマホを操作している」が3割台。同社は「『スマホが手元にないと不安になる』は若い年代ほど高まる傾向にある」と分析した。

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