製造業の株式会社Fujitaka(本社:京都市)は16日、オフィス喫煙所の環境についておよそ3人に1人が「不満」と感じているという調査結果を発表した。

 喫煙所があるオフィスに出社している会社員(20代~50代の男女)が対象で、338人(喫煙者167人、非喫煙者171人)が回答。

「現在の職場の喫煙・分煙環境に対する満足度」は、「やや満足」が42.6%。「非常に満足」が26.6%となった。一方「やや不満」24.3%、「非常に不満」6.5%を合計すると計30.8%となり「約3人に1人が、現在の職場の喫煙・分煙環境に程度の差こそあれ不満があることがわかりました」(同社)とした。

 喫煙者・非喫煙者別の回答では、双方ともに「やや満足」が最多だが、喫煙者は「やや不満」28.1%、「非常に不満」4.2%。非喫煙者は「やや不満」20.5%、「非常に不満」8.8%。「この結果から、喫煙者の方が非喫煙者よりも現在の職場の喫煙・分煙環境に不満を持っている人が多いことが明らかになりました」(同社)とのことだ。

 また「現在の職場の喫煙・分煙環境について、課題だと感じていることは何ですか(複数回答か)」の質問では、以下の回答がそれぞれ上位に入った。

【喫煙者】

第1位 喫煙所の狭さ 27.5%

第2位 喫煙所の遠さ 22.8%

第3位 喫煙所の換気能力不足 21.0%

【非喫煙者】

第1位 喫煙者からするタバコの臭い 32.8%

第2位 喫煙所周辺の悪臭 22.8%

第3位 喫煙休憩による喫煙者と非喫煙者間の不公平感 18.1%

※いずれも「特にない」を除く

 同社は「この結果から、現在の職場の喫煙・分煙環境について、課題だと感じていることは主に『喫煙者からするタバコの臭い』や『喫煙所周辺の悪臭』であることが明らかになりました」としている。

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