西武から現役ドラフトでオリックスへ移籍した平沼翔太外野手(28)が16日、大阪・舞洲の球団施設で入団会見を行った。「プロに入って殻を破れていない」と立ち位置を確認。

敦賀気比の先輩・西川を脅かす!?と目標を掲げた。

 「背番号7を奪えるような活躍をしたい。ほしいとは言ってないですけど…」。来季の背番号は同じ現役ドラフトで西武へ移籍した茶野から引き継ぐ「61」。日本ハム、西武に在籍した10年間で優勝も規定打席到達も経験しておらず、「すべてにおいてキャリアハイです」と超本気だ。

 現役ドラフト組の野手は細川(DeNA→中日)や水谷(ソフトバンク→日本ハム)が新天地で開花。捕手と遊撃、中堅を除くポジションを守れるのが平沼の強みだ。西川とは同じ左打者で、ソフトバンク・近藤が中心となる合同自主トレのメンバー。「めっちゃおもろいやん」と、西川からも「共闘」を喜ばれた。歌唱力は球界屈指で、妻はタレント・森咲智美。「『そんな急に決まるの?』という感じでしたけど、夜には『大阪LOVER』聴いてました。行く気満々でした」と笑わせた。

まだ28歳。潜在能力を呼び覚まし、大成功物語にする。(長田 亨)

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