女優の花總まりが16日、ミュージカル「破果パグァ」(来年3月7―22日、新国立劇場ほか)の製作発表記者会見に出席した。

 韓国の小説「破果」が原作。

同国の演出家であるイ・ジナ氏が韓国でミュージカル化されると大ヒット。このほど日本でリメイク版の放送が決定した。

花總が演じるのは60代の女性殺し屋。「ストーリーを読んだ時に即決。まさかこの時期にこの役が巡ってくるとは思っていなかった」とビックリ。それでも「やったことのない役なので不安も大きいけど、こういう役をやってもらいたいと言っていただけたことが一つの幸せ。これから先どういう役をやるかわからないけど、今回のオファーはプレゼントのよう。大きな壁に立ち向かうことになるのはわかっているけど、これは挑戦しないと」とオファーを引き受けたという。

初めてのアクションに挑戦。オファーを受けてからはレッスンに通い始めたが「自分でインターネットで調べて行ったら、ゴリゴリのスタントマン養成所で」とハプニングが発生。それでも現在も作品に携わるスタッフと練習を続けており「今は主に攻撃をやっているけど、交わしたり小道具も増えてくるのでそのあたりは稽古に入ってから。体にしみ込んだ暗殺者に見えるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 共演する浦井健治とは、念願の初共演。「健ちゃんは面白いよ」と言われてきたそうで「陽気な健ちゃんがどんな顔をするか楽しみ」と声を弾ませた。一方の浦井は「僕の中で花總さんはトップスター。エリザベート様という印象」。花總からは「『花ちゃん』と呼んで」と言われたというが「滅相もございません」と恐縮。「エリザベート様がだいぶおてんばなアクションシーンをやるんだな。花總さんの新しい魅力を楽しんでもらえる貴重な時間になると思う。役作りなしで憧れ続けながら楽しみながらアクションシーンもできたら」と意気込んだ。

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