J1・C大阪のMF喜田陽が16日、母校である大阪・泉大津市立浜小学校で「HANASAKA授業」を行った。小学4、5年生102名に向けて「夢をかなえる」などのテーマで授業を行い、サッカー教室でも交流。

給食の時間も生徒たちと過ごした。

 喜田自らの提案で始まった母校での授業は、昨年に続き2回目の開催となった。校舎を「何も変わっていない(笑)」と懐かしみながら授業場所である体育館に向かうと、生徒たちが自身のチャントと手拍子でお出迎え。夢をかなえるにあたって「楽しむ」ことの重要性や、自身の経験も交えながら「誰に何を言われようと、夢は大きく持って」とエールを送った。

 中でも5年生の田中楓月くんは背番号5のユニホームを着用し、ピンクのストッキングまで履いた“喜田愛さく裂コーデ”で授業に参加。現在、喜田の出身チームでもある泉大津アルザスSCでDFとしてプレーしており「(喜田は)カッコいい。カウンターを仕掛けられている時でも戻ってボールを奪ったりするところが憧れる」と憧れの存在との交流に笑顔だった。今季も10試合以上C大阪の試合を現地観戦したという田中くんは「(昨年、アルザスSCを訪れた)喜田選手とのパス練習がきっかけで夢がプロサッカー選手になった。喜田選手みたいになりたい」と、終始目を輝かせていた。

 授業の後は校庭でサッカー教室を実施し、給食の時間は4、5、6年生の教室を回った。濃密な1日を過ごした喜田は「元気、活気をもらった感じです。僕も見てきた選手たちと(14日の柿谷氏の)引退試合で一緒にやってカッコいいなって思ったので、僕も思ってもらえるようにもっと頑張らないといけない」と刺激を受けた様子。

「この時間はあと何十年もできないと思う。できる限りやっていきたい」と、これからもこの時間を大切にしていく。

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