テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は17日、高市早苗首相と日本維新の会の吉村洋文代表が16日に国会内で会談し、自民、維新両党が国会に共同提出した衆院議員定数削減法案について、来年に結論を得るよう協力することで一致したことを報じた。

 今国会での成立は断念し、衆院議長の下で選挙制度の在り方を検討する与野党協議会で議論する。

コメンテーターを務めるジャーナリストの浜田敬子氏は、今国会での成立が見送りとなった「議員定数削減法案」について「もともとこの問題の端は、裏金問題ですよね。なので、政治とカネの問題にどうやってここを透明化していくか?っていう話から突然、自民と維新の連立協議の中でこれが出て来たときに」とした上で「なんでこんな問題すり替えるのかな?っていう印象がありました」と指摘した。

 さらに「そもそもなんで1割なのか?とか…これが本当に政治改革にどうつながるか?とかって説明なしにドンドン…自民党とにとってみれば少数与党で、連立をどっかとやらなきゃいけない。もう一つは企業・団体献金の禁止、規制は、できるだけ本丸にしたくない、そういう思いがあって、維新にしてみれば自分たちがずっと掲げてきた身を切る改革っていう象徴的な政策として自分たちの存在価値をアピールできる…両者の思惑が一致していると思うんですけど、国民不在の議論だなと思っています」などと解説していた。

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