大ヒット中の映画「国宝」(李相日監督)が、第98回米国アカデミー賞の国際長編映画賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞の候補作品に選出された。同映画の公式X(旧ツイッター)が17日、明らかにした。

 同作品は吉田修一氏の同名小説を映画化。任侠の家に生まれた立花喜久雄(吉沢亮)は上方歌舞伎の大物俳優・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られ、部屋子となる。血筋が重視される歌舞伎の世界で半二郎の息子・大垣俊介(横浜流星)としのぎを削り、女形として芸に生涯をささげる物語。6月6日の封切りから支持を集め、興行収入は11月24日までで173億7739万4500円を記録。「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(本広克行監督、2003年)を超えて、実写邦画歴代1位を22年ぶりに更新した。

 米アカデミー賞の国際長編映画賞は15作品、メイクアップ&ヘアスタイリング賞は10作品が候補。ノミネート作品は現地時間の来年1月22日に発表され、授賞式は同3月15日に行われる。 

編集部おすすめ