フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は17日、高市早苗首相と日本維新の会の吉村洋文代表が16日に国会内で会談し、自民、維新両党が国会に共同提出した衆院議員定数削減法案について、来年に結論を得るよう協力することで一致したことを報じた。

 今国会での成立は断念し、衆院議長の下で選挙制度の在り方を検討する与野党協議会で議論する。

 スタジオに出演した同局政治部の高田圭太部長は今回の党首会談に「私も政治取材、それなりに長いんですがこういった形の党首会談は、初めて見るという異例なとこがあって」と切り出すと、高市首相と吉村代表の会談のVTRを流した。

 この映像を受け高田氏は会談が行われた「まず場所ですね。党首会談の場所なんですけど維新の控室なんですよ」と紹介し「普通、党首会談は国会の中の中立的な格調高い部屋でやったりするんですけれども」とした上で「維新の会のところで…バックには維新のロゴとかが入っててパネルがあったりしまして、そこで会談しているんですね。なんでか?って聞くと、維新の方が、自民党が言うこと聞いてくれなかったんだから、せめてこっちに来てもらう…そういった演出というか、たてつけにした、と」と解説した。

 さらに「あとメンバーも普通、党首会談だと党首と幹事長が同席するんですけど、幹事長がいなくて官房長官なんです。木原官房長がいまして。連立合意を進めたのが維新の吉村さん、藤田さんと(自民党の)高市さん、木原さんだったということで、その延長線上でやりたいということだったんですけど、党を進めていくのは幹事長なんで、そこがいないってところも含めて自民、公明時代とはまったく違う党首会談だった」と解説していた。

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