17日放送のテレビ朝日系「大下容子 ワイド!スクランブル」(月~金曜・午前10時25分)では、16日に高市早苗首相と日本維新の会の吉村洋文代表が国会内で会談。自民、維新両党が国会に共同提出していた衆院議員定数削減法案について今国会での成立は断念し、来年の通常国会で結論を得るよう協力することで一致したことを報じた。

 企業・団体献金見直しをめぐる法案も先送りとなったことについて、コメンテーターで出演の萩谷麻衣子弁護士は、司会の大下容子アナウンサーに「政治とオカネの問題というのは、なくならないんじゃないのかな?って気もするんですけど?」と聞かれると、「この両法案が成立しなくて、一番ホッとしてるのは政治とカネの問題の根本をつくった自民党なんじゃないかな」とチクリ。

 「維新の方では身を切る改革、大阪で成功したものをとにかく成立させて支持率を高めていきたいと。でも、支持率を高めていきたいその先に何があるかというと、やっぱり副首都構想。ここを一番やりたいんだと思うんですね」と続けると「自民党との関係で見れば、自民党は定数削減法案の成立の方が企業・団体献金規制よりも、まあ折り合いがつけそうだと。だから、議員定数削減法案の方をまずは成立させて、まずは実績をつくって副首都構想を実現させたいという狙いなんじゃないかなと思う」と続けると「だから、与党が出したこの議員定数削減法案というのは1年以内に協議が整わなければ自動的に削減するといったような本当に乱暴な内容になっていて、民主主義の根幹をしっかりと議論しなくても自動的に削減するようになっている。維新の進め方というのは自分のやりたいことのために国民不在で強引に進めているような印象はぬぐえないと思います」と話していた。

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