堺市はこのほど、南海電鉄と連携し、同市南部にある泉北ニュータウンへの転入・定住の促進を目的とした居住体験イベントを開催することを発表した。同ニュータウンの泉ヶ丘エリアでは11月に近大医学部・病院が移転してきたばかり。

来年1月24日の「オンライン」(ライブ配信)、同2月14日の「リアル」(バスツアー)をともに参加無料で用意し、居住環境を体験してもらう。

 堺市の公式ホームページによると、泉北ニュータウンは高度経済成長期の住宅需要に応えるために1967年にまちびらきされた。それから50年以上が経過し、建物の老朽化や人口減少が続くなか、最先端設備が整った巨大病院が、隣接する大阪狭山市から移ってきた。また今年4月、沿線を走る泉北高速鉄道を合併した南海電鉄も積極的に活性化を図っている。

 市では若年層、子育て世代を呼び込むために南海電鉄と連携。定員が先着3000人の「オンライン」では泉ヶ丘駅付近や周辺の公園などをライブ配信し、実際の暮らしを見てもらう。2月の「リアル」は定員40人で、駅周辺の商業施設や近大病院、近隣地区、公園などをバスで巡る。

 「オンライン」はすでに募集が始まっており、詳しくは南海電鉄の特設ページ(https://kosodate.nankai‐ensenkachi.com/event/machinosankanbi0124‐2/)まで。「リアル」は12月26日から受け付けを開始し、申し込み多数の場合は抽選となっている。

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