ボクシングで史上初の3階級での世界4団体王座統一を果たした世界5階級制覇王者で現WBA&IBF&WBO世界スーパーミドル級統一王者のテレンス・クロフォード(38)=米国=が16日、現役引退を表明した。自身のSNSで「もう何も証明する必要はない。

偉大な選手のまま去って行く」と投稿した。

 クロフォードは9月、米ラスベガスでの世界スーパーミドル級4団体タイトルマッチで、同級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(35)=メキシコ=に判定勝ち。米国で最も権威のある専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)で1位に返り咲いた。

 世界ボクシング評議会(WBC)は今月、タイトル認定料の未払いを理由にスーパーミドル級王座を剥奪(はくだつ)。クロフォードはWBCのマウリシオ・スライマン会長(メキシコ)を猛批判していた。

 プロ通算戦績は42戦全勝(31KO)。

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