お笑いコンビチュートリアル」の徳井義実が17日、女優でモデルの桃月なしことW主演するテレビ大阪のドラマ「令和に官能小説作ってます」(来年1月7日スタート、水曜・深夜0時)の取材会に大阪市中央区の同局で応じ、“エロ芸人”としてハマリ役であることをアピールした。

 役柄は官能小説の編集部の編集長。

「これはぴったりやなと自分でも思いました。エロ=徳井。(キャスティングの人が)パッと浮かんだんやろな」と、元「ランディーズ」中川貴志、吉本新喜劇座長・すっちーと「エロ三羽烏(がらす)」のユニットを組むエロ界の第一人者として出演オファーを快諾したことを明かした。

 ただしお笑いタレントもがんじがらめになっている時代。「(今の)芸人はコンプラが厳しいので遊んでない。(エロの情報源は)一般の主婦であったり、会社員とかやってる友達とか」と芸人よりエグい遊びに興じている一般人から“エロネタ”を仕入れて悦に入るんだとか。

 自身は読書をたしなまないという。だが「学生時代に読んでいたようなエロ本の中の“ミニ官能小説コーナー”を読んでましたね。割と活字でも興奮できるタイプだなというのが自分でもあった」と振り返る。「いまだに明確に覚えてるのが、中学くらいの時に読んだショートの官能小説みたいのにあった、何てことない言葉なんですけど」と熱っぽく“エロ=徳井”の源泉となった出合いを思い返していた。

 今年4月に50歳の大台を迎えた。「根源となる体力的な性欲はやっぱり衰えてはいますけど、その分味わい深い情緒みたいなエロスは深まってはいますね。

直接的でなく叙情的な。増える減るではなく“深まった”というか」。ドラマにも登場する婉曲(えんきょく)表現も「“秘肉”とかいろいろあったんですけど“ビロード”は興奮しましたね」。天命を知るお年頃。これが芸人と俳優の二足のわらじを履く、徳井の現在地だ。

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