NHKが17日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、来年1月に任期満了となる稲葉延雄会長が、後任に現副会長の井上樹彦氏が選出されたことに関し「極めて適任だ」などと言及した。

 来月24日に任期満了となる稲葉会長は「時代が変化しても、NHKの使命と役割は変わることない。

後を継ぐ方にもその志を持って舵取りをしていただければ何の心残りもない」とコメント。新会長となる井上氏に関しては「NHKの経営に覚悟を持って取り組んでいただけるかが最も大事なことで、井上さんは極めて適任。安心して次をお任せできる人物だと考えている」と期待を寄せた。また、退任後の自身のプランについて「ほとんど何も考えていない」と話した。

 これを受け、井上氏は「稲葉会長のもとで取り組んできた経験を十分に生かしてまいりたい」と力を込めた。

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