◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック&東洋太平洋スーパーミドル級(76・2キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者ユン・ドクノ―挑戦者・森脇唯人(12月18日、東京・後楽園ホール)

 18日に東京・後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 146」の前日計量が17日、都内で行われた。メインイベントのWBOアジアパシフィック&東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチ10回戦に出場する東京五輪ミドル級日本代表で東洋太平洋スーパーミドル級3位、WBOアジアパシフィック同級7位の森脇唯人(29)=ワールドスポーツ=が76・0キロ、WBOアジアパシフィック&東洋太平洋同級王者ユン・ドクノ(30)=韓国=が75・7キロで、ともに一発でクリアした。

 森脇は6月19日のプロデビュー戦で韓国ミドル級王者のベク・ハソ(モンゴル)に判定勝ち。デビュー2戦目でアジア2冠王座獲得に挑む。「2戦目でタイトルマッチを組んでいただいて本当にありがたい。今まで10年以上アマチュアボクシングをやっていて、プロに来てまだ1年もたっていないので、あまり自分の中でタイトルだからどうしようみたいな気負いはなくリラックスしていつも通り試合に臨める」と話した。2戦目で王座を獲得すれば、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の坪井智也(帝拳)に並ぶ国内最速タイ記録となる。

 10月下旬から約3週間、米ロサンゼルスで合宿を敢行。「うまくて重い選手と実戦メインでいい練習ができた」という。タイトルマッチに向け「できれば早く倒して勝ちたいが、相手も強い選手で本気でかかってくる。真剣勝負で臨みたい」と意気込みを語った。

 対戦相手のユンは昨年11月、帝尊康輝(一力)を7回KTOで下しWBOアジアパシフィック王座を獲得。今年4月、野中悠樹(ミツキ)との王座統一戦で3回TKO勝ちし2冠王者となった。戦績は10勝(8KO)2敗。

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