現役ドラフトで広島から移籍したヤクルト・大道温貴(はるき)投手が17日、都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は46。

「ヤクルトのユニホームを着る以上は、1球1球全力で、チームのために腕を振っていきたい」と決意表明した。

 180センチ、90キロで力強い直球が持ち味の右腕。春日部共栄高、八戸学院大を経て、2020年ドラフト3位で広島に入団した。プロ3年目の2023年にはリリーフとして48試合に登板して3勝1敗、10ホールド、防御率2・72と飛躍した。24、25年の登板数は少なかったが、「今年の8月下旬から少し肘を下げて、球速自体もマックスまで到達した。最終カードのヤクルト戦で投げさせてもらって、僕の中では、来季この投球フォームだったらいけるなという中での今シーズン終了だった」と手応えをつかみつつある。

 大道にとって、神宮は相性のいい球場だ。プロ5年間で、神宮での被弾は0。「神宮のマウンドがすごく好きで、成績自体も一番いい球場。まずはいいイメージを使いながら抑えていきたい」。得意のマウンドを味方にして、新天地でもう一度花を咲かせる。

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