NHKは17日、東京・渋谷の同局でメディア総局長定例会見を行い、大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」(後7時20分)に、4人組多国籍ガールズグループ「aespa」が予定通り出演することを明言した。「aespa」を巡っては、過去にメンバーがファン向けアプリに、原爆のきのこ雲をイメージしたとされるランプの写真を投稿したことが物議を醸し、紅白出場の是非を問う声がネット上などで上がっていた。

 同局は会見で「aespaさんのご出場予定に変更はございません」と紅組で出場することを改めて明言。「ご指摘の件は承知しておりますけれども、所属事務所に確認を行い、(メンバーに)原爆被害を軽視する意図がなかったことを確認しております。(同番組の選考基準である)今年の活躍、世論の支持、番組の企画制作にふさわしいかなどを総合的に判断し、(同グループの)出場予定に変更はない」とした。

 aespaは2020年に韓国でデビュー。23年にミニアルバム「MY WORLD」が発売から1週間で169万枚を売り上げる大ヒットになった。同年には日本デビュー前にもかかわらず、東京ドーム公演が実現。翌24年には、海外女性アーティストとして史上初の2年連続の東京ドーム公演を行い、成功を収めるなど若者を中心に人気を集めている。

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