中日の石川昂弥内野手が17日、名古屋市内の選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、700万円減の年俸2300万円でサインした(金額は推定)。

 約1時間の交渉を終えた石川昂は「契約に関してはそんなに長くなくて。

今シーズンで自分が思ったこととかをゆっくり話した」と説明した。

 今季は、22試合で打率1割3分9厘(72打数10安打)と低迷。開幕前に井上監督が、石川昂の「4番・三塁」を明言。だが、打率は1割台と状態が上がらず、4月に抹消された。その後、1軍に再昇格した9月3日の阪神戦(バンテリンドーム)で今季1号を放つも、翌日の練習中に左脇腹を痛めて、再び登録抹消。改善した打撃フォームで感覚をつかみかけていただけに、もどかしさの残るシーズンを過ごした。

 来季からバンテリンDにはホームランウィングが新設予定で、左、右中間の距離は6メートル短縮。長距離砲にとっては追い風となる。「フェン直だった打球がホームランになると考えたら、打率上がるし、打点も増える。(今オフは)自分のバッティングの芯にいろいろ付け加える形でやっていく。まずはキャリアハイを目指して頑張りたい」と青写真を描いた。

 来年は7年目を迎える。

福永、高橋周らとのレギュラー争いに向け、「ダメなら切られる世界。覚悟を持ってやっていきたい」と背水の陣で臨む。

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