巨人・岸田行倫捕手(29)が来季から新主将に就任することが17日、決まった。15日に阿部慎之助監督(46)から正式に伝えられ、巨人軍第21代主将を務めることが決まった。

キャプテン制の復活は2年ぶりで、捕手の主将は阿部監督の現役時代以来、球団3人目。

 阿部監督が、岸田主将に期待を寄せた。2年ぶりのキャプテン制。「甲斐もいるけど、チームを引っ張っていってほしい。選手同士で話すようになってくれたら理想」と選手間の意見交換や、コミュニケーションの活性化を思い描いた。

 今季の岸田は途中からスタメンに定着し、チーム最多69試合で先発マスクをかぶった。主将就任でさらなる成長を願いつつ、正捕手確約はしない。ソフトバンクからFA移籍1年目に先発マスク64試合に終わった甲斐も逆襲に燃えているだけに、「甲斐とレギュラー争いをしてもらいたいっていうのもあるし、どっちを使おうか悩ましてほしいというのはこちら側の要望」と高め合うことを求めた。

 自身も現役時代、正捕手として07年から14年までの8年間主将を務め、12年には日本一も経験した。攻守で大きく飛躍した岸田に捕手と主将の重責を託す。

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