オリックスが、新外国人としてショーン・ジェリー投手(28)=ジャイアンツFA=を最上位にリストアップしていることが17日、分かった。先発、リリーフ両方に対応し、メジャー通算93登板の右腕を本格調査。
オリックスが、ビッグな新助っ人にロックオンした。投手力強化を目指し、本格調査を進めてきたのが211センチ右腕・ジェリーだ。獲得候補の中で最上位にリストアップ。順調に交渉を進めているもようだ。
ホワイトソックスなどに在籍した右腕のジョン・ラウシュと並び、メジャー史上で最高身長。22年にメジャーデビューすると、24年にはリリーフで自己最多の58登板し、80回2/3で14四球。制球力が高く、75奪三振とねじ伏せる投球もできるタイプだ。常時150キロ超の直球は打者の手元で動き、カーブ、カットボールなどが持ち球。マイナーでは先発経験が豊富で、今季もメジャーで12試合(先発1試合)に登板している。
NPBでは楽天・ファンミル(14年)の216センチが歴代最長身。球団ではシュルツ(13年)とモヤ(19~21年)の201センチを上回ることになる。大柄だが、フィールディングも無難。年齢的に28歳と若く、獲得すればインパクトは絶大だ。
昨年の5位から3位に食い込んだ今季は、2ケタ勝利が九里(11勝)一人だった。エースの宮城や曽谷、エスピノーザ、田嶋に加え、161キロ右腕の山下もいる。リリーフから再転向の山岡らを含め質、量とも充実しているが、異彩を放つ存在がほしい。救援陣の防御率はリーグ5位の3・58。来季もペルドモ、マチャドは残留するが、ジェリーがブルペンに加われば、外国人トリオによる剛腕リレーも期待できる。
野手では本塁打に特化した補強に成功し、今季3Aで30本塁打のボブ・シーモア内野手(27)=前レイズ=を獲得した。来季は3年ぶりのリーグ優勝が目標。直接対決で7勝16敗2分けと苦しめられ、13・5ゲーム差を離されたソフトバンクの3連覇を止めることが至上命令だ。
◆ショーン・ジェリー(Sean Hjelle)1997年5月7日、米国生まれ。28歳。マトメディ高からケンタッキー大を経て、18年のMLBドラフト2巡目でジャイアンツ入り。22年にメジャーデビュー。同年は3Aで22試合に先発し、6勝。メジャー通算成績は93試合で7勝8敗、防御率5・11。211センチ、112キロ。右投右打。
◆NPBの歴代長身選手
〈1〉216センチ ルーク・ファンミル(楽)
〈2〉208センチ エリック・ヒルマン(ロ、巨)
ジェイソン・ターマン(横)
〈4〉205センチ テリー・ブロス(ヤ、西)
キャム・ミコライオ(広、楽)
〈6〉204センチ デジ・ウィルソン(神)
マキシモ・ネルソン(中)
◆米大リーグの歴代長身選手
〈1〉211センチ ショーン・ジェリー(ジ)
ジョン・ラウシュ(マ)
〈2〉208センチ ランディ・ジョンソン(ジ)
エリック・ヒルマン(メ)
クリス・ヤング(ロ)
アーロン・スレガーズ(エ)
※ベースボール・リファレンスより。括弧内はメジャーの最終所属でジはジャイアンツ、マはマーリンズ、メはメッツ、ロはロイヤルズ、エはエンゼルス










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