バレーボール 世界クラブ選手権(17日、ブラジル・ギリェルメパラエンセアリーナ)

 クラブ世界一を決める大会で予選ラウンドが行われ、アジア2位で日本の大同生命SVリーグの大阪Bが、欧州CL王者でイタリア1部セリエAのペルージャに挑み、2―3のフルセットの末に競り負けた。2―2の最終第5セットは、21―23までもつれた大激戦となった。

 日本代表でチームの主将、オポジット(OP)の西田有志は「非常にタフな試合となりましたけど、その中で自分たちのバレーがやれた部分に関しては、しっかり対応できていたと感じています。相手のブロックが上手だったわけではありますけど、あと少しのレベルの差だったと思います」とチームを通じてコメントした。

 大阪Bはキューバ出身のアウトサイドヒッター(OH)のM・ロペスが両チーム最多29得点でけん引し、西田が14得点、OHの富田将馬が13得点で続いた。

 一方の世界クラブ選手権で22年、23年に2度の優勝を誇るペルージャは、イタリア代表でチームの主将のセッター、S・ジャンネリが攻撃をけん引し、OPのベンタラがチーム最多20得点をマーク。OHセメニウクが17得点、202センチのOHシャボロノクが10得点。ミドルブロッカーのロセルが13得点、ソレが7得点と隙のない攻撃を示した。OHの石川祐希の出番はなく、西田らとの日本代表対決はかなわなかった。

 1勝1敗とした大阪Bは、18日(日本時間19日未明)にアフリカ王者でリビアのスウェリーと対戦する。西田主将は「現状をしっかり整理して次の試合でチームとしてより良い結果を出せるように準備していきたいと思います」と腕をまくった。

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