日本維新の会の吉村洋文代表が18日、フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)にスタジオ生出演した。

 番組では維新の会が、連立の絶対条件としていた衆議院の「議員定数削減法案」が臨時国会で自民党と共同提出したが会期末の16日に年内の成立を断念し、来年の通常国会で成立を目指す考えで高市早苗首相(自民党総裁)と合意し笑顔で握手を交わしたことを報じた。

 番組では、見送られたことを受け16日に吉村氏が自身のYouTubeチャンネルでの生配信で野党へ「腹立つ」と発言。さらに定数削減法案が「自民と維新に有利な案だとか…また、どうしようもないさ、コメンテーターがさ、維新有利になるためにやってたんでしょ?みたいな…そんなしょうもない理由で俺ら定数削減言ってないし、今までもやってきてないわ」などと怒ったことを紹介。メディアの報道内容にも「大手メディアも定数削減反対みたいに言っているけど」などと発言したことも伝えた。

 MCを務める同局の佐々木恭子アナウンサーは吉村氏へ「今回、閣外での協力で連立のあり方をある種、決めていくということで…そのあり方自体…いつ離脱されるかわからないということで、自民党を本気にさせられなかったということはありますか?」と尋ねた。

 吉村氏は、連立について「僕ら閣僚のポストがほしいわけでもなんでもないです。なぜ連立に入ったかというと、政策を実現したい、有権者との約束を守りたい…ただそれだけなんです」などと述べた。

 連立合意を国民にフルオープンにするため合意書を交わしたことを強調し「我々、今回、初めて与党になる中で」とし法案を巡り「党対党で完全、意見一致しないこともたくさんありますからそこを戦わせながら合意形成していく。これも与党の責任なんです。その時に考えた時に僕が代表として党の力を踏まえて冷静に判断した時には、まずは、党対党でしっかりと合意形成できるようなスタイルが政策実現に近いだろうと判断しました」と述べた。

 続けて「ただ、このあと、来年、通常国会ありますからいろんな合意がきっちり実行していって我々も与党としてしっかり責任を果たすことをやっていった上で…閣内に入るという選択肢はあると思います。ただ最初から入ると逆に政策が実現できない遠のくんじゃないかなと思っているので今回はこういう形で進めているということです」と述べた。

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