中日の山本泰寛内野手が18日、名古屋市内の選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、1500万円増の年俸3500万円でサインした(金額は推定)。

 「年間を通して、1軍に帯同できた。

キャリアハイの数字も残すことができたので、充実したシーズンになった」。

 移籍2年目の今季は、自身初となるシーズン100試合出場をクリアし、112試合で打率2割4分2厘をマーク。4本塁打、23打点でキャリアハイを更新した。昨年、遊撃のレギュラーだった村松が負傷離脱したこともあり、チャンス到来。5月18日の巨人戦(東京ドーム)では、プロ10年目で初の2打席連続本塁打を放った。

 井上監督からは「ホームラン打つなら、この球場(東京ドーム)しかないぞ」といじられたが、来年からはバンテリンドームにホームランウィングが新設される。左、右中間の距離は6メートル短縮されるだけに、打者にとっては追い風。このオフは打球を飛ばすための筋力アップに取り組む。「長打を打つタイプではないけど、強い打球を飛ばすことでヒットになる確率が上がる。フライがホームランになったり…。筋力と体重も増やしたい」。徹底した体作りで、11年目につなげる。

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