プロボクシングWBAスーパーフェザー級3位の堤駿斗(26)=志成=が、27日にサウジアラビア・リヤドで予定されていた同級王者ジェームス・ディケンズ(34)=英国=との世界戦を欠場すると17日(日本時間18日)、ボクシングの米専門誌「ザ・リング」(電子版)が報じた。同誌によると、練習中に負傷し、眼窩底骨折が判明したという。

 堤は世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=、世界3階級制覇王者・中谷潤人(27)=M・T=らが参戦する「THE RING V:ナイト・オブ・ザ・サムライ」で世界初挑戦する予定だった。同興行に出場する弟の堤麗斗(23)=志成=とともに、米ラスベガスで最終調整を行っていた。

 WBA世界スーパーフェザー級正規王者だったラモント・ローチ(30)=米国=が6日、WBC世界スーパーライト級暫定王者イサック・クルス(28)=メキシコ=に挑戦して王座を剥奪されたため、暫定王者だったディケンズが正規王者に昇格。堤の試合は、正規王座戦となることが決まっていた。堤は11月の試合発表会見では「胸を張って一発で(世界タイトルを)取れる自信がある」と話していた。

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