今季まで巨人の2軍監督を務めた桑田真澄氏(57)が18日、都内で24年から2軍公式戦に参加しているオイシックスの「チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)」就任会見に出席。来年1月からのCBO就任に向けて「この若い球団で僕自身が新しい挑戦をすることで、日本野球界の発展につながっていくのではないかなという思いもありました。

いままでの2軍の経験と大学院で学んだことを生かしながらですね、貢献していきたい」と決意を示した。

 会見の内容は以下の通り。

 ―就任にあたって。

 「皆さんこんにちは。桑田真澄です。また新たな挑戦をしたいなと思いまして、契約にいたりました。微力ですが全力を尽くしたいと思っております。よろしくお願いします」

 ―CBOのオファーを受けた理由は。

 「ジャイアンツを退団しまして、来年はちょっと充電期間といいますか、ゆっくりしようと思っていました。メジャーリーグを視察して情報をアップデートしたり、ワイン造りとかお米作りをしながら野球界全体を見て、充電しようかなという思いでいたんですが、高島会長はじめ池田社長、そしてフロントの皆さんからですね、熱心に誘っていただいて、彼らの熱い思いに心を打たれまして、新たな挑戦をしてみようというところに行き着いたんですね」

 ―これまでプロ野球選手、指導者、大学院での研究など幅広く活躍されてきたが、これまでの経験や知見をどのように生かしていきたいか。

 「オイシックス新潟はですね、NPBに参入して2年目という非常に若い球団なんですね。資金力、そして戦力も劣ることは否めないと思うんですね。

特にジャイアンツと比べたら雲泥の差があると思っています。ただ、この若い球団で僕自身が新しい挑戦をすることで、日本野球界の発展につながっていくのではないかなという思いもありました。今までの2軍の経験と大学院で学んだことを生かしながらですね、貢献していきたいと思っています」

 ―新しい舞台での挑戦についてCBOとしての決意。どのようなチームをつくっていきたいか。

 「まあ僕一人が来たからといって急に強くなるというわけにはいかないです。やはり勝負の世界で長年生きてきましたので、厳しさもよく分かっていますし、戦力的に見ても非常に苦しいと思います。しかしですね、若い球団だからこそ、チームの文化をしっかりとつくって、育成システムを構築し、選手の強化を短期、中期でやってですね、長期的には勝てるチームに育てていきたいなと思っています」

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