TBS系「THE TIME,」(月~金曜・午前5時20分)18日、男性と女性の夫婦が亡くなった15日に発生した東京・赤坂の個室サウナ店火災で当時の状況が少しずつ明らかになったことを報じた。

 番組では、司法解剖の結果、2人の死因は「不詳」だったが焼死や高体温症の可能性が高いことを報じた。

 火災は15日正午過ぎに火災報知機が鳴り、従業員が消防に通報した。警視庁の現場検証でサウナ室の木製の扉の取っ手が部屋の内外でいずれも外れて床に落ちており、このため夫婦は扉を開けられずサウナ室に閉じ込められたとみられることを伝えた。

 さらに、サウナ室にはフロントに連絡を取るための非常ボタンがあったが、火事が起きた際に電源が切れていたことを報じた。警視庁は死亡した夫婦が火災時にボタンを押したが作動しなかった可能性があるとみて、当時の状況を調べている。

 また、事故が起きた当時、非常ボタンとつながっている事務室にスタッフが不在だったことも報じた。

 司会を務める同局の安住紳一郎アナウンサーは、この事故を報じる際に「ずさんな管理態勢が明らかになってきました」と伝えた。

 さらに報道を受け安住アナは「サウナの出口のドアが開かない、そして、ベルも鳴らない…自分もそのような状況に直面したら、亡くなったおふたりのことを思うと、そして、最後にどんな会話を交わしたのか…想像するだけで胸が苦しくなります」と沈痛な表情で伝え「そして、このニュースを見てからも私もお風呂場のドア、開かなくなったら、どうするんだろう?と…少しドアを閉めるのが怖くなった…そんな気持ちもします」と伝えていた。

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