十両・大青山が冬巡業で飛躍誓う　２０２６年は幕内昇進で熱海富士＆翠富士と「飛龍高対決」だ　
飛龍高の化粧まわしをつけて土俵入りした十両の大青山（左）＝カメラ・塩沢　武士＝ 画像（1枚）

　大相撲の冬巡業が１８日、磐田市で行われた。飛龍高出身で西十両３枚目の大青山（２５）＝荒汐＝が、高校の先輩・翠富士（２９）や後輩の熱海富士（２３）＝ともに伊勢ケ浜＝との幕内での「飛龍高出身力士対決」に意欲を見せた。

「稽古ではやっているけど、早く幕内に上がって２人と対戦したい」と目を輝かせた。

　過去、幕内で飛龍高出身力士同士の対戦はない。翠富士と熱海富士は同部屋で取組がないため「僕が（幕内に）上がらないと、実現しないので」。先場所は西十両３枚目で９勝をマークしたものの、新入幕は微妙な状況。昇進へのポイントについて「まだまだ全部足りない。特に、立ち会いから前に行く力をもっとつけないといけない」と、課題をあげる。

　中国・内モンゴル自治区出身。高校３年間を過ごした静岡県内での巡業に「色々な関取と稽古が出来るのですごくいい」と手応えをつかむ。２０２２年初場所初土俵から３年で、幕内が手の届くところまできた。「少しずつ力がついている実感はある。来年は新入幕を目指して頑張りたい」と、さらなる飛躍を誓った。

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