フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会(19日開幕、東京・代々木第一体育館)

 アイスダンスの公式練習が18日、会場の東京・代々木第一体育館で行われた。連覇を目指す吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)はリズムダンスの曲をかけて調整。

本番衣装を着用し、リフトやツイズルなどを披露した。吉田は「体もしっかり動けた。本番まで明日も(練習が)あるので、しっかり頑張りたい」と話した。

 先月はグランプリシリーズのNHK杯に出場。その後、森田は「モチベーションがゼロになっていた」と明かした。そんな時に吉田から「下がってもいいんじゃない?」と声をかけられた。話し合いをする中で、スピード感を強化していくという、技術面の目標が立てられた。今では「モチベーションも元通りになった」と前向きな気持ちで今大会に臨んでいる。

 アイスダンスは個人戦での五輪出場はかなわなかったが、団体戦には出場可能。選考基準を満たしているのは「うたまさ」カップルのみ。吉田は「誰が見ても納得した上で、私たちを選考していただけるように、私たちの強みをこの舞台で出し切りたい」と意気込んだ。森田も「見ている皆さんに、僕たちが出るにふさわしいと思っていただきたい。

気を抜くとかは全くなく、むしろいい演技がしたい」と力強く話した。

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