フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会(19日開幕、東京・代々木第一体育館)

 女子の公式練習が18日、会場の東京・代々木第一体育館で行われた。初優勝を目指す千葉百音(もね、木下グループ)はフリーの曲をかけて調整した。

冒頭のフリップ―トウループを着氷させるも、3回転サルコー、ルッツでは転倒があったが、「しっかり足がコントロールできるかの確認だった。今日のうちに違和感をしっかり出して、体の動きを見ながら修正していくことはできた」と納得した表情を見せた。

 2週前のグランプリファイナルではショートプログラム首位発進も、フリーでは2度の転倒が響き5位に終わった。一夜明けての取材では涙を見せていたが、「沈んでもいられない。本番に一番いい演技ができるように1週間練習してきた」と明るく話した。関係者から多くの励ましの声もかけられ、「むげにしないように。自分の中で出し切ったと思える演技がしたい」と前を向いている。

 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表選考を兼ねる今大会。初の代表入りへ「この4日間が大事になる。全身全霊でいくしかない」と自らに気合を入れた。「自分の滑りを信じる、自分の動きを信じることに集中して、一心不乱にいければ。自分に全集中」とテーマを掲げ、3枚しかないミラノ五輪への切符を勝ち取る。

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