18日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、15日に東京・赤坂の個室サウナ店で夫婦2人が死亡した火災で、店の経営者が非常用ボタンの受信盤の「電源を入れたことがない」と話していることや同室の木製のドアノブが壊れていたことなど様々な問題点が判明したことを報じた。

 コメンテーターで出演の元大阪地検検事の亀井正貴弁護士は「法令上の義務がなくてもサウナというのは高温になる可能性があるから、なんらかの形で死傷の結果が生じる可能性がある一定の危険がある所。

なので、それを回避するために処置をしなければならないということで業務上過失致死傷が成立する可能性があるんですけれども、問題は何が原因で、どういうことが主因で結果が発生したまでを特定するのは捜査側が立証責任を負うんです」と説明。

 「例えば、非常ボタンがなくても巡回態勢が整っていたら、別にそれはいいので過失になってこない。可能性で、ドアノブを他の人が落とした場合ですね。もしくは今回、中に入っていた人が原因で火事が起きて一酸化炭素(が発生)だったら、直接、その行為が原因になっている。その可能性を全部消していって、何が原因か? 結果の主因は何か? そうなってくると何をすべきであったか? と言うまでの特定を捜査機関はする必要があります」と続けていた。

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