広島の育成・小船翼投手(19)が18日、静岡市内でしずおか報知の取材に応じた。静岡・知徳高を卒業し、2024年育成ドラフト1位指名を受けて広島入団。

プロ1年目を終えた身長198センチ右腕は、12日からオフを挟みつつ5日間、高校時代の同級生でくふうハヤテの松本陣とミニキャンプを行い、汗を流した。「まずは支配下を目指していきたい」と飛躍を誓った。

 17日にはテイラー・ハーン投手の残留が発表され、支配下の空き枠は減少。「枠が少なくなってきている。その中に入るには、早く結果を出さないといけない。開幕から1軍で投げさせてもらうのが理想ですが、まずは春にしっかり投げられるようにしたい」と、闘志をのぞかせた。

 4月4日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(由宇)で無失点デビューを飾った。9月28日のくふうハヤテ戦でも登板し、2回を無失点に抑える投球を見せた。今季はリリーフで11試合に登板し、防御率6・55。「1年目からここまで投げられるとは思っていなかった。すごくいい経験になった」と振り返る。

 高校時代の最速152キロも今季は複数回マークするなど、球威は着実に増している。

実戦を重ね、勝負できる球種を増やしていけば「1年目より、いい結果は出せると思う」と前を向いた。支配下登録を目指してチャレンジを続ける。

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