歌舞伎俳優市川染五郎が18日、都内でAmazonオリジナルドラマ「人間標本」(19日配信)のプレミアイベントに出席した。

 作家・湊かなえ氏の同名小説が原作。

蝶の研究者の史朗(西島秀俊)が、息子(染五郎)を含む6人の少年たちを殺害し、「人間標本」にしたと衝撃の告白から始まる物語だ。

 染五郎は、シックなブラックスーツ姿で登壇。本作が現代劇ドラマ初出演となり「明日より全世界同時配信となります。やっとこの日が来たと、わくわくどきどきしています」と声を弾ませた。

 作中では俳優・西島秀俊と親子役を演じ、「濃密な撮影時間でした。西島さんがナチュラルな存在感で引っ張ってくださったので、こちらも自然と息子になれた。助けていただいたという思いでいっぱいです」と感謝した。

 主演の西島は、撮影で滞在中の英ロンドンから中継で出演。親の子殺しを描く本作について「真実がどこにあるのか、(登場人物)それぞれの視点で描かれ、分からなくなっていく。最終話の最後のカットまで見ていただくと真実や人の業や愛が浮かび上がってくると思う」と語った。

 原作の湊氏は、単行本の発売から2年で映像化となり「誰も見たことのない作品だと思う。今までの作品の中で最速で映像化となり、皆様にみていただくことが楽しみです」と期待を募らせた。

 イベントには共演の宮沢りえ、伊藤蒼、荒木飛羽らも登壇した。

編集部おすすめ