Uruの新曲「傍らにて月夜」が、来年1月30日公開のアニメ映画「クスノキの番人」(伊藤智彦監督)の主題歌となることが18日、分かった。

 楽曲はロックバンド「back number」による書き下ろし。

来年1月19日に先行配信され、28日にシングルとしてリリースされる。同バンドが楽曲提供とプロデュースを行うのは2021年のBTS以来で、女性アーティストに対しては初となる。

 映画の原作は累計100万部を突破した東野圭吾氏の同名小説で、今回の映画で初めてアニメ化される。理不尽な解雇により職を失った青年・直井玲斗(なおい・れいと)が、“その木に祈れば願いがかなう”と伝えられるミステリアスなクスノキの番人となる物語。その謎は彼の人生を巻き込み、思いもよらぬ真実へと導いていく。

 Uruは来年6月でメジャーデビュー10周年を迎える。かつてback numberのカバーをYouTube上で発表し、その動画がメジャーデビューのきっかけになった。「『クスノキの番人』の主題歌を歌わせていただけることになり、以前から拝読していた東野圭吾先生の作品であるということと、それをback numberさんに楽曲提供していただけるという、二つの喜びで胸が弾けました。人の感情は文字や言葉では伝えきれない部分がありますが、それをこの作品とこの『傍らにて月夜』を通して改めて受け取った気がします」とコメントした。

 作詞作曲を担当したback numberのボーカル・清水依与吏は「『クスノキの番人』という作品に、僕自身が想像しうる最良の形で関わらせていただけて本当に嬉しいです。back numberからメロディー、言葉、演奏という形で受け取った野暮な願いを、Uruちゃんが深く響かせつつ軽やかに歌い上げてくれたことで、アニメーションとしての『クスノキの番人』に重要な一色を添えられたのではないかな、添えられてたらいいな、と思っています」と語った。

 映画で主人公を演じるのは、長編アニメ映画初主演となる高橋文哉。

ほかに天海祐希齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかおらが出演する。監督は「ソードアート・オンライン」「僕だけがいない街」などを手がけた伊藤智彦氏。脚本は「ハイキュー!!」シリーズの岸本卓氏が担当する。

 楽曲の配信ジャケットとCDジャケットのアートワークも公開された。

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