日本ハムのドラフト1位で、明大の最速155キロ右腕・大川慈英(じぇい)投手(22)が18日、茨城・土浦市内の母校・常総学院で行われた凱旋歓迎会に出席。87年にドラフト外で日本ハムに入団した島田直也監督(55)を超える活躍を誓った。

 恩師はプロでの先輩になった。大川は同じ球団への入団に「縁っていうのはあるんだな」と、しみじみ言った。島田監督は横浜移籍後の97年、最優秀中継ぎのタイトルを獲得しているが「島田さんに負けないような投手になりたい。最優秀中継ぎ賞など取れるタイトルは全部取りたい」と“師匠超え”に力を込めた。

 島田監督もまな弟子のプロ入りに「1位ってすげえなって」と感無量。「ここからは勝ち取っていかなきゃいけない世界ですが、慈英ならできる。もっと制球力を磨けば、セットアッパーもクローザーもできる。球筋が高めに来なくて、低いところで勝負できるのが長所」と太鼓判を押した。

 新庄監督からもインスタグラムをフォローされ「『ボス』とだけ連絡をいただきました」と明かした剛腕。自らの原点で呼び起こした初心。いざ、北の大地で勝負する。(加藤 弘士)

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