フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 第1日(19日、東京・代々木第一体育館)

 2026年ミラノ・コルティナ五輪の日本代表を決める全日本選手権が開幕。午前に公式練習が本番会場で行われ、男子で2連覇に挑む鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、初優勝に挑む佐藤駿(エームサービス、明大)がショートプログラム(SP)に向けた最終調整を行った。

 鍵山は第4グループ、全体の21番滑走。7時45分と早朝の練習だったが、SPの曲をかけての練習では冒頭に4回転―3回転トウループ、続く4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りて好調をアピールした。

 全体24番滑走の佐藤は、曲かけで冒頭の4回転ルッツ、続く4回転―3回転トウループの連続ジャンプを着氷。曲かけ後も大技の4回転ルッツを着氷させ、グランプリファイナルで2位、3位に入った2人がともに順調な調整をみせた。

 来年2月の五輪に向けた代表選考会は、優勝すれば一発内定。鍵山と佐藤はGPファイナルでの日本勢上位2人に入っているため、選考において有利な立場に位置する。男子SPは鍵山が3時32分、佐藤が3時50分から滑走予定。

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