金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)で19日、「Hello Kitty展 ―わたしが変わるとキティも変わる―」が開幕した(来年2月15日まで)。

 本展は2024年11月に開幕した東京展(東京国立博物館)に始まり、沖縄展(沖縄県立博物館・美術館)、福岡展(福岡市美術館)、京都展(京都市京セラ美術館)に続いて開催されるもの。

誕生から半世紀を迎えた株式会社サンリオのキャラクター・ハローキティが世界中で愛される秘訣(ひけつ)を、ハローキティの展示史上最多となるグッズ展示をはじめ、個性あふれるアーティストとのコラボ作品、オリジナル映像コンテンツなど、様々なコーナーでそのユニークさをひもといていく。

 本展を監修したサンリオの高桑秀樹氏が、見どころについて解説。「なぜハローキティは50年間も第一線で活躍できたのか。その理由は、グッズとして誕生し、時代の変化に合わせてファンに寄り添い続けることができるという、キティならではの魅力にあると思います。今回の展示では、数々の商品や、コラボレーションの実績、また、アーティストの作品を交えながら説明し、人気者であり続ける秘密をお届けする展示会となっています」と説明した。

 名古屋会場の大きな見どころの一つが、大阪・関西万博「日本館」で人気を集めた「ハローキティ×藻類」の展示だ。様々な形の藻類に大変身したハローキティが話題を呼び、万博会場で多くの来場者を楽しませた展示の一部を抜粋。名古屋会場から新たに展示されることになった。高桑氏は、「万博の会場でもこんなにすぐそばで観ることはできなかったと思いますので、これほど近くでこのオブジェを観ることができるのは、この会場が初めてとなります。今後の予定もまだ決まっていないので、本当にスペシャルな展示です」と語っている。

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