19日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、15日に東京・赤坂の個室サウナ店で夫婦2人が死亡した火災で、店のオーナーが非常用ボタンの受信盤の「電源を入れたことがない」と話していることや部屋の木製のドアノブが壊れていたことなど様々な問題点が判明したことを報じた。

 コメンテーターで出演の元警視庁警視長の棚瀬誠氏は「少なくとも2人が必死に外に出ようとしていたのは外形的に分かるわけです。

背もたれがなぜ燃えているのかとか室内がどれくらい温度が上がっているのかといったことは最終的には同じような個室サウナを使いながら実証実験をするということが考えられます」と説明。

 MCの宮根誠司氏に「かなり時間がかかる捜査になりそう?」と聞かれると「今回、司法解剖の結果、死因が不詳とされたところにも関係があるんですけど、例えば一酸化炭素中毒であれば、室内の煙の充満具合を調べれば足りる。高温で高体温症が原因だったということも排除されないので、そうなると部屋の中が何度になるんだと。火が着くと、その火が何時間維持されると人体に影響出るんだとか本当に慎重に調べていくので、相対的に時間がかかります」と続けた。

 「今回、火災なので火がついたのにどういう原因があるかが重要になります。いずれにせよ今回、ドアノブの問題、非常ベルの問題、これが正常に作動すればバックヤードから従業員が助けに来るってことが考えられるので事業者側、施設側に過失がなかったということにはならない。ただ、どういうタイミングであれば、助けられたのか、どういうタイミングで死に至ったのかというところを丁寧に立証するという作業が警察側には求められるので、そこには一定程度の時間がかかる」と説明していた。

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