西地区最下位のB2ベルテックス静岡は19日、ホーム・岩手戦との2連戦(20、21日)に向けて会場となる静岡市中央体育館で練習した。18日にインジュアリーリスト(故障者リスト)から抹消されたPFクリス・エブ・ンドウ(32)が20日の試合で復帰する。

 11連敗中と混迷するチームの起爆剤になる。負傷するまで、1試合平均10・9得点マークしたポイントゲッターが戻ってくるのは明るい材料だ。「心も体も試合に戻る準備は出来ている。シュートでもディフェンスでもリーダシップでも、すべての面でチームの助けになりたい」と、力を込めた。

 チームは得点力不足に苦しんでいる。1試合平均得点66・2点は、B2の14チーム中ワースト。1位の福島(87・8点)とは20点以上も差があり、決定力不足が低迷のひとつの要因だ。ンドウの復帰に、森高大ヘッドコーチ(36)は「ようやく、本来のうちの形に戻れるかな」と、期待を寄せる。

 ンドウにとっては負傷した11月8日の熊本戦以来の実戦。「岩手戦でチームのあるべき姿を示す試合にしたい」。ノルウェー代表経験のある助っ人が、今季未勝利の静岡市中央体育館で連敗ストップの使者となる。

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