「2025年日本雑誌写真記者会写真展」が、12月19日から同26日まで東京・赤坂の富士フイルムフォトサロン東京で開催される。初日となる19日には国枝栄調教師(70)=美浦・フリー=が来場して、自身が被写体となって入選した「人間万事塞翁が競馬」(小学館・小倉雄一郎撮影)にサインを入れて、喜びを語った。

関係者によれば、これまで競走馬が入選したことはあっても、競馬関係者が被写体として入選した作品はなかったという。「今までは馬が主役で俺は“添え物”だったけど、小倉さんのお陰で世間一般に認められた」と笑った。

 作品は午後の厩舎で撮影された一枚で、優しい表情のトレーナーと馬が印象的だ。「馬の皮膚とか雰囲気というのは人を和ませますからね。癒やされますし、生き物同士ですので自分もリラックスできる。口のところは、特に柔らかくてフニフニしているので」と、写真を眺めながらうれしそうに語った。

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