レッドソックス・吉田正尚外野手(32)が19日、都内で青学大野球部OBによるトークショー「Dream Legacy~夢の継承~」に出席。ロッテ・西川史礁(みしょう)外野手(22)、楽天・中島大輔外野手(24)、広島・佐々木泰内野手(22)と会場を盛り上げた。

 後輩3人から吉田への質問コーナーでは打席での待ち方について聞かれ、米国での“変化”を明かした。「ずっと小さい頃から初球が嫌で、1球目は見たいというか。1球目に振ってセカンドゴロとか引っかけるのが嫌で。カウントをつくりながらやりたかったんですけど、メジャーに行ったらどんどんストライクに投げてくるので。初球しか正直甘いところってなくて。データで見てもファーストストライクが一番打率が高いので。そこを打つというのが大事なんだなと。投手のレベルが高いので、大体ウィニングショット、三振を取れる球があるので、追い込まれたら相当厳しい。もうファーストストライクからいかないと逆にいけないという状況です。プロ野球(オリックス)の時は追い込まれても何とか対応できたのが今は厳しいので。タイプが変わりました。どんどんいくようにしています。

そうしないと無理だなという感じで」と話した。

 吉田はメジャー3年目の今季、昨年10月に受けた右肩手術の影響で出遅れたこともあり、55試合で打率2割6分6厘、4本塁打、26打点。しかし、初出場のポストシーズンではヤンキースと対戦したワイルドカードシリーズで大暴れし、3試合で打率5割7分1厘、2打点。チームは敗退したものの、第1戦では7回1死二、三塁で代打出場し、初球を中前へ逆転2点適時打。米データサイト「オプタ・スタッツ」によると、ポストシーズンの初打席初球でチームがリードを奪う適時打を打ったのは史上初という快挙だった。

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