俳優の綾野剛が19日、都内で主演映画「星と月は天の穴」(荒井晴彦監督)の初日舞台あいさつに共演の咲耶、田中麗奈と登場した。

 芥川賞作家・吉行淳之介氏の同名小説を映画化し、愛をこじらせた男の悲哀を描く。

公開初日を迎えた綾野は「ホッとしますね」と安堵(あんど)の表情。「文学的な要素とか哲学がありそうで、コメディー的な要素を感じているので、軽やかに見てもらえたら嬉しい」とアピールした。共演した咲耶と田中については、「お2人のパワーが非常に豊かで強かったので、僕からサジェッション(提案)を起こす必要はなかったというか、(いいところを)見落とさないように、すごく緊張しながらやってました」と撮影を振り返った。

 来年の抱負を聞かれると、「健康第一にというか。役に体を預けるので、母体としていい状態、鮮度の高さとか改めて考えて、今まで培ってきた経験や形成されたもので補っていきたい。いろんなことがある中で、この瞬間が大事だと思うので、『今』に集中していきたい」と意気込んだ。

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