レッドソックス・吉田正尚外野手(32)が19日、都内で青学大野球部OBによるトークショー「Dream Legacy~夢の継承~」に出席。ロッテ・西川史礁(みしょう)外野手(22)、楽天・中島大輔外野手(24)、広島・佐々木泰内野手(22)と会場を盛り上げた。

 来年3月にはWBCが開催される。前回大会では準決勝のメキシコ戦で7回に起死回生の同点3ランを放つなど、通算13打点を挙げて世界一奪還に貢献した吉田は「やっぱり特別な舞台なので、本当に一員になれたらうれしいですけど、こればっかりは自分の意思だけでは難しいので。だけど、井端監督ともいい意見交換をしながら、キャンプ中も会いましたし。選ばれる、選ばれないに関係なく、来季に向けて本当にいい準備をしているので、その中で本当にタイミングが合えば是非チャレンジしたいなという状況です」とし、「順調にトレーニングもしてますし、肩の状況もありますけど、1月に入ってちゃんと投げられればチャンスはあるかなと思います」と意欲を示し、ファンからは大きな拍手が送られた。

 吉田はメジャー3年目の今季、昨年10月に受けた右肩手術の影響で出遅れたこともあり、55試合で打率2割6分6厘、4本塁打、26打点。しかし、初出場のポストシーズンではヤンキースと対戦したワイルドカードシリーズで大暴れし、3試合で打率5割7分1厘、2打点。チームは敗退したものの、第1戦では7回1死二、三塁で代打出場し、初球を中前へ逆転2点適時打。米データサイト「オプタ・スタッツ」によると、ポストシーズンの初打席初球でチームがリードを奪う適時打を打ったのは史上初という快挙だった。

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