フィギュアスケート 全日本選手権 兼ミラノ・コルティナ五輪最終選考会 第1日(19日、東京・代々木第一体育館)

 女子ショートプログラム(SP)でGPファイナル2位の17歳、中井亜美(TOKIOインカラミ)が77・50点をマークした。「今回しっかりとこの緊張感を乗り越えることができた。

トリプルアクセルは自信をもって跳びに行った」と笑顔を見せた。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を着氷すると、続くルッツ―トウループの連続3回転もしっかり降りた。後半の3回転ループも決めて大歓声を浴びた。会心の演技に思わずガッツポーズも飛び出した。

 今季はグランプリ(GP)シリーズ第1戦のフランス大会で初出場初Vの離れ業で世界を驚かせ、ミラノ五輪前哨戦のGPファイナルでは日本勢最上位の2位と躍進し、五輪代表選考でリードした。

 シニア・デビューシーズンで日本初優勝なら04年の安藤美姫以来で五輪代表に一発回答する。躍進の五輪シーズンでさらなる高みを引き寄せてみせる。会心の演技にガッツポーズも飛び出した。

 女子フリーは21日に行われる。「今日よりも緊張すると思うけど、しっかり自分らしく滑ることが一番結果に響くのかなと思っているので、自分らしさをしっかり出していきたい。しっかり楽しんで、最高の演技ができるようにしたい」と抱負を述べた。

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